柔軟性を高める大切さ

こんにちは、近藤です。

最近僕がブログを書いている日に雪が降ることが多かったですが、今日は快晴です(^O^)/

天気がいいと気持ちも明るくなりますね♪

前回までは、『筋肉をつける大切さ』を説明していき、一生動ける体をつくりましょうをテーマにお話ししました。

ただ、筋肉をつけることだけが、『一生動ける体をつくる』ということでもありません。

もう一つ重要な事は、体の柔軟性です。柔軟性も加齢とともに硬くなります。つまり、「関節可動域(関節が動く範囲)が狭くなります」。

体が硬いことは全身の動きが制限されて、日常生活の動きをスムーズに行うことが難しくなります。例えば、股関節が硬くなると、足をあまりあげずに歩くようになるために、ちょっとした段差でも転ぶというように、硬い体はケガにつながります。また、姿勢の悪化を引き起こす要因もあります。

関節の可動域を決める要因は主に三つあります。

(1)関節の構造…骨の形が関係します。例えば、変形性関節症のように関節の骨の形が変わってしまうと、関節の動きが制限されてしまいます。

(2)関節を取り巻く組織の性質…関節包(関節を含む結合組織)や靭帯といった組織が関係し、それらが硬くなると、関節の可動域が減少します。

(3)筋肉の柔軟性…筋肉が引き伸ばされるときに生じる抵抗力によって、関節可動域が制限されることです。筋肉は年をとると硬くなります。

筋肉の柔軟性については、「短時間で硬くなる」と「長時間をかけて硬くなる」という二種類があります。

「短時間で硬くなる」のは、しばらく同じ姿勢をとっているだけで硬くなるという現象で、朝起きたときに体が硬いのはそのためと考えられています。対策としては、しばらく同じ姿勢をとったら、ストレッチなどで筋肉を伸ばすことが重要になります。

「長時間をかけて硬くなる」のは年単位などで徐々に体が硬くなる現象であり、加齢とともに硬くなるのはこちらに分類されます。

加齢以外にも、運動不足や反対に運動のしすぎなどもその要因になります。

もともと体が硬い方、もしくは体が硬くなってしまった方でも、継続してストレッチを行うことで、徐々に体は柔らかくなっていきます。

そして、筋力同様に年をとってからでも柔軟性を高めることは十分に可能です。

人間の体には、およそ260の関節があるといわれています。

その中でも特に柔軟性が求められるのが、股関節です。

股関節は数ある関節のなかで、もっとも大きな力が働く部位の一つです。この股関節の可動域が狭くなると、自分の足でスムーズに移動することができなくなり、転ぶ危険性も高くなるでしょう。

また、股関節を広く、スムーズに動かせないと、骨盤や腰椎(背骨の腰あたり)のバランスが乱れてしまい、それが腰痛の原因になることもあります。

股関節の働きに関係する筋肉には、お腹周りの奥にある大腰筋やお尻周辺の大臀筋、中臀筋、太もも後ろ側のハムストリングスなどがあります。これらは、加齢の影響をうけて細く、硬くなります。

股関節の柔軟性が増すと、足の動きがスムーズになり、下半身の動作が大きくなります。筋肉をつけることもそうですが、柔軟性が増すことで疲れにくい体になることができます。

柔軟性については、もう少し詳しく次回お話ししようと思います。

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