こんにちは、小野です。
短期集中成果報酬型ボディメイク『イデアーレ(理想)』モニターさんの経過です。
ちょうど半月が経過して全体の4分の1が終了した時点での成果となります。
体重・体脂肪率はモニターさんのご自宅にある体組成計で測定して頂いたものを
自己申告して頂いた数値です。
スタート時点(7/1) → 16日後(現在)
体重(kg) 75kg 72.2kg(-2.8kg)
体脂肪率(%) 37.5% 34.0%(-3.5%)
体脂肪量(kg) 28.1kg 24.5kg(-3.6kg)
徐脂肪体重(kg) 46.9kg 47.7kg(+0.8kg)
(筋肉量の増減)
半月でこれだけ変わりました。
モニターさんはマジメによく頑張ってくれていると思います。
今の調子でいけば目標達成は間違いないと思います。
数値は家庭用の体組成計で測定したものであるため、結構誤差があるかも知れないですが
数値としては割と高めのものを引用して書いています。
一番低いときで体脂肪率は31.2%というときもあります。
測定条件によって結構数値が変わってしまいますので、厳密な測定は1ヶ月時点で
当クラブにて超音波測定などを行います。
ただ間違いなく見た目にも明らかに痩せてきていますし
いつも同じ条件で測定しているので、減少傾向にあることは確かです。
少なくとも上記以上は減量に成功しているということで解釈して下さい。
そしてこの成果が『体重2.8kg減少』で済むどころの話じゃないということを解説したいと思います。
えっ、でも体重は2.8kgしか減ってないじゃんという人!!
あさいです(笑)
まず大前提としてこのプランで目指しているものは理想の『ボディメイク』です。
『ダイエット』ではありません。
この二つはまるで違います。
ただボディメイクの為に『ダイエット』することはあります。
それが今回のモニターさんのまさに現状のケースです。
もう一度、上記の成果、数値をご覧下さい。
体重(kg)に体脂肪率(%)を掛ければ、体脂肪の重量、すなわち何キロ体脂肪があるか分かります。
数値は示してありますが、スタート時なら24.5kgとなります。
つまり、このモニターさんは16日間で
28.1 - 24.5 = 3.6kg
たった16日間で3.6kgの体脂肪を減らしたことになるのです。
これはかなりものすごい減少量です。
体重 75kg × 体脂肪率 0.375(37.5%) = 28.1kg(以下四捨五入)
となるわけです。
同様に計算すると16日後は体脂肪量が24.5kgとなります。
つまりこのモニターさんの場合
28.1kg - 24.5kg = 3.6kg
たった16日間で体脂肪を3.6キロも減らしたということになるんです。
これだけでもすごい話しだと思います。
ところで体脂肪が3.6キロも減ったのに、なんで体重は2.8キロしか減ってないのでしょうか?
そこで出てくるのが『徐脂肪体重』です。
徐脂肪体重とは、読んで字のごとく脂肪を除いた体重分です。
つまり体重から体脂肪量を差し引けば徐脂肪体重が求められます。
スタート時なら 体重 75kg - 体脂肪量 28.1 = 46.9kg
同様に16日後は47.7kgです。
徐脂肪体重は脂肪以外の体重ですが、主に筋肉や血液などの水分、内臓、骨など全ての重量の総量です。
ただこの徐脂肪体重の中で重量として変化するのは、主に筋肉です。
それ以外はこの短期間にそんなに重量で変わるということはありません。
そう、つまり体脂肪が減りつつも筋肉が増えているのです。
トレーニングの成果もしっかりと出てきていることがわかります。
話しはこれだけでは終わりません。
よく一般のご家庭で使用されている体組成計は体脂肪率や筋肉量などが表示されるものが
最近では増えてきていますが、これらの数値は実際に筋肉量や体脂肪量を直接測定できるわけではありません。
手や足から触れている電極から微弱な電流を流し、その抵抗値を計測して脂肪や筋肉率などの体組成を推定しています。この方法は生体インピーダンス法といいます。脂肪は電気をほとんど通しませんが、筋肉や血管など水分の多い組織は電気を通しやすいという性質を利用して、脂肪とそれ以外の組織の割合を推定しているというわけです。
つまり体水分が多い状況では筋肉量が多く、体脂肪が少ないと感知して数値を推定しますし
体水分が少ない状況では、筋肉量が少なく、体脂肪が多いと推定してしまいます。
体組成計のメーカーによって推測データが異なったりもしますし、測るタイミングで誤差も生じたりするわけです。
ところで、モニターさんは糖質制限をしているわけです。
難しい話しは省略しますが、糖質制限中は体水分が減少します。
その理由は主に筋肉の水分が抜けてしまうからです。
つまり糖質制限中に家庭用の体組成計で測定すると
体脂肪率は多く、筋肉量が少なく推定されてしまうのです。
糖質制限初期の段階でご自宅の体組成計で測ってガッカリしている方。
その時の数値そのものはあまり気にしないで大丈夫です。
ただもっと本質的に大事なことがたくさんありますので、そちらを貫くことです。
今日はその辺の話しは省略します。
さて、話しをモニターさんに戻して、上記の理由で現状体脂肪が多く、筋肉量が少なく測定されてしまっている状況でこの変化量です。
おそらくこのモニターさんの場合で計算していくと、ご自宅の体組成計では筋肉量として1kg前後少なく測られているはずなんです。
あとは体組成計の精度と誤差の兼ね合いになってしまいますが
このことを加味して考えていくと、実際このモニターさんの成果は
筋肉量はおよそ1.8kg程度増加という可能性があります。
さらに筋肉が1kg多いのであれば、その増加分相殺するマイナス1kgがないと体重とつじつまが合わなくなってしまいますね。
じゃあ、その1kgが何でマイナスになっているのかというと
そう、もちろん体脂肪です。つまり体脂肪量-4.6kg。
事実上の成果は筋肉量が+1.8kg、体脂肪量が-4.6kg
体重としては両者が相殺されて-2.8kgということが推測されます。
念をおしますが、あくまで推測です。
通常、減量しながら筋肉を増やしていくことは非常に困難です。
基本的に減量する際に大事になってくるのは
『いかに筋肉量減少を最小限に抑えながら、体脂肪を最大限減少させることができるか』
ということになります。
ただ体重を減少させればいいということはありません。
減少している体重が筋肉だとしたら、そのダイエットは失敗です。
ダイエット最中に体重が減少したとしても、終了後にリバウンドを約束していますから。
以前にも述べましたが、筋肉を維持しないようなダイエットは非常に苦しい結末を迎えることが多いのです。
でも、このようなダイエット中であって、体重が減少していれば気を良くして
それが『筋肉量が減少することによっての体重減少』とは気付かずにいるケースが非常に多いのです。
また話しが長くなりそうなので、この辺の話しは次の機会にしたいと思います。
では理想の減量はどういうものか?
ということを具体的に分かり易く言うと、基本的には
体重の減少(kg)よりも体脂肪率の減少(%)の方が上回っている。
ということです。
つまり体重が10kg減って、体脂肪率が5%減った…というケースよりも
体重が5kg減って、体脂肪率が10%減った…というケースの方が理想的に減量できているということです。
前者は体脂肪も結構減っているのですが、筋肉も結構減っています。
後者は前者よりも体脂肪がたくさん減っていて、さらに筋肉が増えています。
なので一見体重減少が少なく見えてしまいますが、見た目の変化は明らかです。
しつこいようですが、ボディメイクですので。
本質的な目的は『体重を落としたい』ではなく『スリムでキレイになること』なはずです。
体重が関係ないとまでは言いませんが、それに左右されすぎるのは、この本質を見失うことで失敗を招きやすくなってしまいます。
ただスタート時の体型など、条件によって様々なので一概には言いきれないこともあります。
短期集中成果報酬型ボディメイク『イデアーレ』の大きな特徴になっていくと思います。
ここまでできるのは全てにおいて行き届いた管理と考えられたトレーニングがあってこそと思っています。
2ヶ月ダイエットジムなど最近ではよく知られるようになりましたが
成果を見て頂ければ、違いは分かって頂けると思います。
だいたいは体重が落ちている割には体脂肪率が減っていません。
例えば体重が15kg以上落ちているのに、体脂肪率は10%も落ちていない。
もうお分かりだと思いますが、これは筋肉も相当減っているからに他なりません。
逆にいえばそれだけ筋肉も減っているから、体重が大幅に減っているのです。
最初の方に書いた計算式に数値を当て込んで計算すれば分かりますので
よかったらそんなことを試してみて下さい。
どちらが自分にとって良いのかというのは、皆さんが決めることです。
ここまで知って考えた結果『筋肉を減らしてでも体重をたくさん減らしたい』と言っている人の考えをどうこう言うつもりは最初からありません。
それはそれで一つの選択です。
ただ終わった後のことまで考えていけば筋肉は極力減らさないほうが良いことは確かです。
ただもともとの体型からボディメイクの妨げになる筋肉を落としていこうとすることはあり得ます。
実際にはカウンセリングで行う内容なので、今は省略します。
そして、ボディメイクプラン・イデアーレは成果報酬型です。
全て責任を持って栄養管理やトレーニングをやらせて頂きます。
その通りに実践して成果が出なかった場合は、その全責任は私にあり、クライアントさんには一切非がないと考え方です。
なのでその分は料金を頂かない。
成果分だけ料金を頂くというコンセプトです。
でも単純に数値変化だけで決められないこともあります。
たとえば今回のモニターさんのケースの様な場合です。
現状、体重としては2.8kg減少にはなっていますが
体重の減量が目的であっても、筋肉量増加に伴う体重増加分は
この成果報酬型プランとしては体重とカウントしません。
どういうことかというと、今回のモニターさんのご自宅の測定結果から説明すると
筋肉量が0.8kg増加して、体脂肪として3.6kg減少したということは
もう説明済みです。
そしてこの両者が相殺されて体重として2.8kgの減少となっている。
筋肉量が増加することは基本的に良いことと捉えて下さい。
だからその分は体重減少分に含めません。
したがってこの場合は体重が体脂肪分と同様に3.6kg減少していると解釈させて頂きます。
なぜなら『体重を5kg減らしたい』という目標でこのプランを実施してもらって
『筋肉が5kg増えて、体脂肪が5kg減って、だから目標の体重は全く変化なし』
だから、成果ゼロなんて言われてしまったら私は泣いてしまいます。
ここまでのケースはちょっとないかなと思いますが、体脂肪が5kg減るよりも
筋肉が5kg増える方が遥かに凄いことですしね。
この場合は体脂肪5kg減少分を体重の減少分として捉えるということです。
(もっと言えば筋肉5kg増えた報酬を頂きたいぐらいです(笑)冗談ですけど。)
でも実際にはダイエットしながら筋肉が増えていくのは稀ですので
あまりこういうケースはないかと思います。
さて、明日はいよいよ私の方のプチバルクアップの期日になります。
体脂肪をなるべく増やさないようにしながら、どれくらい筋肉量を増やせたのか?
お楽しみにしていて下さい!!